西洋には「1日1個のりんごは医者を遠ざける」ということわざがあります。日本においても、昔からりんごは健康に良い食べ物とされてきました。
 りんごの栽培は、冬の枝切りから秋の収穫まで、ほどんど休むことなく作業が行われます。青森りんごのおいしさは、このように生産者が情熱をもって地道な努力を続け、さらに栽培過程の様々な困難を克服することによって生み出されるのです。
青森りんごの品種別生産量の割合(平成13年産)
産地別収穫量
(平成13年産)

主要生産地マップ




おいしくて安心な青森りんご
 青森りんごは、全国りんご収穫量の半分以上を占め、一年を通して皆さんにおいしいりんごをお届けしています。最近では、りんごの持つ機能性が報告され、医学的効能が明らかになってきました。また、青森りんごは一切ワックス処理がされていません。ジョナゴールド、つがるなどに多く見られる、表面のベタベタは「油上がり」という現象によるものです。これはりんご自体が出すろう性物質で、栄養価が高まってよく熟した食べごろのサインです。さらに、青森りんごは長期保存しても品質や風味が変化しないように、低温でりんごの呼吸を抑制して休眠状態にするCA貯蔵という方法で保存されます。これによりシャキッとした歯ざわりのりんごが1年中楽しめるのです。

 

りんごの栄養
 りんごはカリウムを豊富に含んでいて、体内の余分な塩分や老廃物を排出し、血圧の上昇を防ぎます。また、胃腸の整酸性に高い効果があり、胃酸が少ないときには増やし、多いときには中和するという働きを持ちます。さらに、食物繊維のペクチンが腸内の善玉菌を増やして消化吸収を助けます。

品   種
特      長
つ が る
9月中旬〜下旬にかけて収穫される早生の代表的品種。紅色に鮮紅色の縦縞が特徴。
果汁が多く甘味が強い。
世 界 一
10月中旬に収穫される。大きさは500g〜1kgと名前通りジャンボ。
果肉はしまって、甘味が強い。
ジョナゴールド
10月中旬〜下旬にかけて収穫される。
アメリカ原産で、甘味と酸味のバランスが良くとれ、風味は紅玉に似ている。
陸  奥
10月下旬に収穫される。大きめのりんごで、やや酸味が強い。
イギリスの品評会で「キングオブアップルズ」とよばれた。
王  林
11月上旬に収穫される。甘味が強く果汁が多い、おいしいりんご。
独特の風味とかおりは幅広く好まれている。
ふ  じ
11月上旬に収穫される。
しっかりした肉質と、豊富な果汁、甘味酸味のバランスが絶妙で、貯蔵性にも優れる。

【生産者の声】 なかよし農園 小山内勝さん
なかよし農園の思い
 私は安全性をモットーに、りんごの樹が持つ力を最大限に活用した栽培をしようと思って取り組んできました。そして、県の認証制度「りんご」で第一号となり、今では『なかよし農園』で、3人手を取り合って頑張っています。
 人力作業が主体となるりんご栽培は、人件費と作業日数が多大にかかるにもかかわらず、価格が低迷し、経営が圧迫しています。でも、消費者から「すごくおいしい」「今までこんなりんご、食べたことがない」などと言われると、めげるどころか、これからもっと自分の信念に磨きを加えて、よりおいしいりんご作りに励まなければと思います。
 りんごは露地栽培であるために自然の天候に左右され、年によって品質に差がありますが、植物に共通する「地力」「光(光合成)」「水」のバランスを保ち、自然の肥料物を使って活力のある実を作り、大きさや形ではなく味にこだわった安全なものが提供できれば、より一層消費者に認めてもらえると思っています。この気持ちはなかよし農園の7人全てが共通に持っている信念です。

 

りんごの収穫まで


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